ミドリガメが喜ぶ水槽のレイアウト

ミドリガメ

ミドリガメは、どんな厳しい状況でも一言も文句を言わずに生き続けてくれます。しかし、その状況でも問題がないというわけではなく、できる限りストレスを与えない水槽のレイアウトが理想的です。

ミドリガメの平穏の地となる水槽づくりを目指してみましょう。

ミドリガメの水槽はどんなものがいい?

ミドリガメの水槽は、甲羅の大きさによって使うものを変えましょう。

甲羅が小さいうちは、深さのある水槽は必要ありません。必要な水深も浅く、深い水槽は管理しづらくなります。

甲羅が大きくなってくれば、脱走の可能性が増えてくるため水槽も大きくなっていきます。深さと広さが十分な状態であれば、ミドリガメにとっても住みやすい空間となります。

アクリル製の水槽も良いですが、持ち運びやすさや手に入れやすさを考えるとトロ箱・プラ箱がとても扱いやすいです。コンテナボックスや衣装ケースも便利ですが、素材の強度が弱いため長期で利用するには向きません。

水槽のレイアウトに使えるもの

ミドリガメの水槽は、多くのものを入れ込む必要がありません。水と甲羅干しできる陸地さえあれば、過不足なく飼育できます。

しかし、それだけで満足というわけではありません。いろいろと揃えることで、見た目のも楽しい水槽レイアウトができます。

浮島で日光浴

水槽の中で水辺と陸地をはっきりと分けるには、かなり大きな水槽がなければできません。そのため、水槽の中央部に浮島を作り、広い遊泳部分を確保するのがおすすめです。

浮島を利用することで、長い期間陸地を作ることに悩まずに済みます。ある程度の大きさまでは、土台になる部分に強度はあまり求めません。しかし、成体になると泳ぎながら浮島をひっくり返すだけの力がつくため、大きく重さのあるものへと交換しましょう。

水草は植え込みよりも浮き草がおすすめ

ミドリガメの水槽に水草を入れる場合、底面に植え込み設置するものよりも浮き草を使用するのがおすすめです。ミドリガメは地面を掘る修正があるため、砂利などに植え込んだとしても掘り起こされてしまいます。

ホテイアオイのような浮き草を使用すれば、掘り返されて枯れてしまう心配がいりません。浮き草は固定しづらいですが、水槽の中に日陰を作ることもできるため便利です。

藻の発生は餌のせい

ミドリガメの水槽には、壁面に藻が生えます。これは、普段与えている餌の種類の影響が強く、植物性の餌をメインに与えることで生えやすくなります。臭いの発生は少ないですが、藻が生えると水槽の中が確認しづらくなるので、掃除が若干面倒です。

藻の発生はできるだけ抑えたいですが、一度生えてしまうと壁面に根っこが入り込んでしまうため一掃するのは難しいです。スクレーパーで綺麗に削ぎ落としてしまいましょう。

砂利は飼い主の判断で

ミドリガメの水槽に砂利は必要ありません。を過剤や吸着剤として砂利を使うことはできますが、掃除がとても大変になるのを覚えておきましょう。また、砂利一粒ずつに藻が生えてしまうため、掃除はとても時間がかかります。

砂利は水槽の中に色を与えるアイテムにもなります。

  • ジュエルタイプ
  • ビーズタイプ
  • 小石タイプ
  • パイプタイプ

他にもさまざまなタイプの砂利があります。

部屋飼いと外飼いで変わるレイアウトの特徴

部屋飼いと外飼いでは、気にすべきポイントが違います。

部屋飼いの場合、室内の埃が水の中に溜まってしまうことに気をつけましょう。水中のオブジェに埃がぶら下がる、ろ過ポンプに埃が吸い込まれることで性能が低下するといったトラブルが発生するので、できるだけ高頻度で水の入れ替えができるのが望ましいです。

水中の埃をミドリガメが食べてしまうことはほとんどありませんが、汚れが絡むため苔や藻が発生する原因になります。ミドリガメの鼻の穴に詰まってしまうと、呼吸ができなくなり苦しがるため、埃が目立つようになる前に水の交換をしましょう。

外飼いの場合、日光の差し込みの影響で苔が生えやすくなります。苔が生えることで水質変化しやすくなってしまうため、高頻度での水の入れ替えが必要になります。

しかし、外で飼育することのメリットは「臭いや汚れを気にしないで良い」ことなので、高頻度で水の入れ替えが必要となるとメリットがなくなってしまうのです。そのメリットを最大限活かすため、水槽が大きくなり、ろ過装置が大きなものになるのです。

部屋飼いだからこそこだわりたい光装置

ミドリガメを部屋飼いする際、光不足が発生しやすくなります。そのため、光源にはできるだけこだわるのがおすすめです。日光不足で病気になることもあるため、紫外線ライトと白色灯を高性能なものにすることで、ミドリガメの健康を維持しやすくなるのです。

LEDが主流になっていますが、蛍光灯を使うことでヒーターを使わずに温度を高くできます。ヒーターはミドリガメに火傷を負わせてしまうことがあり、ワット数の大きな蛍光灯にすることで火傷の心配が減ります。また、電気代も伝熱器具よりも安いのでおすすめです

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